中前国際経済研究所(Nakamae International Economic Research)

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新着情報

2019 / 04 / 12  16:25

News Summary

2019年4月12日
本日のラインナップ

<欧州>
 EU離脱の再延期で予想される今後の動き
 英国の労働党、欧州議会選挙で躍進見通し
<英国>

 投資家、株式ファンドから引き上げ

pdf News Summary April 12, 2019.pdf (0.82MB)


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2019 / 04 / 11  17:11

News Summary

2019年4月11日
本日のラインナップ

<先進国>
 中間層は荒波の船
<欧州>
 ECBの資金供給オペ、銀行貸出の増加につながらず
 排出権、危機後の最高値更新
<中国>

 不動産市場、刺激策で盛り返す

pdf News Summary April 11, 2019.pdf (0.9MB)


詳細は添付ファイルをご覧ください

2019 / 04 / 09  17:16

News Summary

2019年4月9日
本日のラインナップ

<欧州>
 同じ場所には戻れない
<エマージング市場>
キャリー・トレードが復活
<米国>
 国債の買い入れ、国内投資家が外人に取って替わる
<中国>


 世界の投資家、灯油のにおいがする中国酒を買い込む
 個人投資家の国債市場へのアクセス拡大

pdf News Summary April 9, 2019.pdf (1MB)


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2019 / 04 / 08  17:02

News Summary

2019年4月8日
本日のラインナップ

<世界>
 世界経済、同時減速期に入る
<中国>
 太陽光発電、「グリッド・パリティー」に近づく
 テク労働者、ネットで長時間勤務に抗議

<米国>
 ビッグテク、「デジタル原油」に対するアクセスに対価を払うべき
 歳出をめぐる攻防、米国の成長見通しに暗雲

pdf News Summary April 8, 2019.pdf (1.02MB)


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2019 / 04 / 08  07:00

新聞掲載情報

2019年4月2日 日本経済新聞『十字路』

『欧州大陸の苦境
 世界経済の原則を先導しているのは製造業である。中国経済の悪化を映して、先進国のなかでも最も工業国であるドイツの経済の変調が著しい。ブレグジット(欧州連合=EU=離脱)で英国が話題の中心となっているが、実体経済をみると大陸欧州の状況の方がはるかに懸念される。
 英国は先進国の中で最もサービス化の進んだ国である。2000年を100とした最近までの工業生産の伸びは91と9%落ち込んでいるが、実質GDP(国内総生産)は138と大きく伸びている。工業が落ち込む以上にサービスが伸びているのである。
 ドイツはというと、工業生産は124と伸びているが、GDPは126と工業の伸びと変わらない。サービス化が進んでいないだけでなく、GDPでは英国を下回っているのである。直近の生産の伸びも前年比マイナス2.5%と輸出の落ち込みを中心に縮小が進んでいる。
 今回の不況が怖いのは、企業債務が大きく積み上がっているだけでなく、その質が劣化しているからだ。不況は企業業績を悪化させ、社債の格付けを引き下げ、社債利回りの急上昇を招く。企業の資金調達が難しくなり、設備投資が大きく落ち込んでいく。
 中国はその過大投資と過剰債務の処理に追われて、不況は長期化するだろう。財政や金融の経済を下支えする力は極めて小さくなっている。中国発の製造業不況は世界貿易を縮小させ、ドイツ型の輸出依存度の高い経済に特に打撃を与える。
 経済状況の悪化はポピュリズムを一段と刺激するが、欧州では、ポピュリズムが反ブリュッセルに向かい、EUやユーロの分裂といったブレグジット以上の衝撃をもたらしかねない。5月下旬の欧州議会選挙の結果は、ブレグジットをはるかに超える重要性をもってきているのである。
2024.11.26 Tuesday